バイクは荷物を積むのに工夫が必要です。
初めてツーリングをしてみようと思うものの、荷物をどう積載すれば良いかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ここではツーリング時の荷物の積載方法の一例を紹介します。
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目次
積載は安全な走行のためにも重要
不安定な状態で荷物を積載してバイクを運転していると、荷物が気になって注意力が落ちてしまいます。
また、万一バイクから荷物が落ちれば、後続車が正常な運転を行えなくなり、その結果歩道を歩いている子どもたちの方へ車が向かってしまう、というような最悪の事態にもなりかねません。
交通法規に則って、歩行者や、道路を横断する森の動物たちに迷惑をかけない運転をするためにも、荷物を安定した状態で積載することは大変重要です。
十分安定した状態で荷物を積載して、楽しいツーリングに出かけましょう。
ツーリングで大事なこと
クルマ、オートバイは暴力装置
オートバイは自動車の一種です。
自動車は体の弱い人の移動などでも便利に使える機械ではありますが、1年間にとてつもない数の人が交通犯罪で死傷している事実から、暴力装置との見方もある機械です。
もし電気炊飯器の事故で一年間に600件の死亡事故があったら、その製品はすぐ発売中止になり、回収され、社会問題になるでしょう。
しかし自動車はそれどころではない数の歩行中の人々を死傷させている機械ですが、発売され続け、世間やマスコミの問題意識も低いです。
さらに、歩行者が横断歩道を渡ろうとしているのに停止せず横断を妨害したり、制限速度より20〜30キロ超過で走行するのが当たり前になっているなど、歩く子どもたちの命を軽視する違法行為が横行しています。
しかし我々ツーリングライダーはそのような社会の風潮に流されることなく、法と秩序を守って、子どもたちに迷惑をかけない模範的な運転をしましょう。
ツーリングで違法運転をして地元の子どもたちに迷惑をかけたなら、旅先で出会い楽しく語り合った人々から「あなたはツーリングに来ない方が世のためだった」と言われるような悲しいことになります。
そのようなことのないよう、交通法規に則って楽しいツーリングにしましょう。
以下のブックレットを1冊読めば、ツーリングライダーに最低限必要な車社会の本質に関する基本の「キ」が学べます。
本来は自動車学校で教えるべき内容ですが、現在のところ教えていないので、ツーリングライダーの皆さん自ら購入して読むことをおすすめ致します。
バイクに乗る人の必読本
クルマ社会と子どもたち (岩波ブックレット (No.470))
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バイクツーリング時の荷物の積載の条件
バイクツーリングに行く時の荷物の積載について、満たすべき条件をいくつかあげてみます。
安定して落ちないこと
当然ながら、荷物は安定していなければなりません。
二輪車は四輪車と違い、荷物が崩れたらそのまま道路に落ちてしまいます。
そのため荷物の積み方が不安定だととても危険です。
雨対策が万全
バイクに積んだ荷物は、雨が降れば雨ざらしになります。
そこで当然ながら、万全の雨対策が必要です。
私の経験から言うと、雨が降った時に雨用のカバーなどをかけるより、常時防水の状態で積載することをおすすめします。
特に夏は頻繁に通り雨にあうような日もあるので、その度にカバーをかける作業をするのは大変です。
常時防水の状態にしていると安心感が全然違います。
荷物の幅、高さが許容範囲を超えないこと
荷物が車体からどれだけはみ出して良いか、どのくらい高く積んで良いかは、法律で決められています。
法律で定められた範囲に収まるようにします。
「もしも基本的人権の尊重がされなかったら」|日弁連
ツーリング時の荷物の積載方法の一例
ここでは参考に、私がオフロードタイプのオートバイで実際に行っている、ツーリング時の荷物の積載方法の一例を紹介します。
下図がここで紹介する積載方法の模式図です。

この記事で紹介する積載方法の模式図
実際に積載した状態は下図のとおりです。

実際に積載した状態
付属の防水インナーカバーで防水対策したサイドバッグ
サイドバッグを付けます。
サイドバッグには防水性のインナーカバーが付属していることが多いと思うので、このインナーカバーによって防水状態になります。
参考記事
サイドバッグに入れるもの
サイドバッグは移動の途中でも荷物の出し入れがしやすいので、日中に出し入れするものを入れると便利です。
例えば以下のようなものを入れるとよいのではないでしょうか。
- カッパ、レインカバーなどの雨具
- ジャンパーなどの防寒着
- コンビニで買った食料
- 地図(防水性の透明ソフトケースに入れて、ポケット部分に)
雨が降ったらサイドバッグ本体は濡れる
防水性のインナーカバーで雨対策をするので、雨が降るとサイドバッグ本体は濡れます。
キャンプ場到着時にずぶ濡れでテントの中に入れられないようなら、バイクにつけっぱなしにすると良いでしょう。
中身はカッパや防寒着なので、テントで寝るのに必要なものはありません。
雨が止んだ翌日に走行すればバッグはすぐ乾きます。
リアボックス
バイクにリアボックスを付けることをおすすめします。
手作りなり、メーカー純正のボックスを付けるなりします。
参考記事
リアボックスに入れるもの
リアボックスの中身は雨に濡れず一番安全な場所です。
一方、リアボックスの上にも荷物を積んだ場合は、走行の途中では荷物の出し入れがしにくい場所です。
そこで、寝袋や衣服など、日中は使わないものの絶対に濡らしたくはないものを入れると良いでしょう。
- 寝袋
- 衣服など
完全防水のバッグ
私の経験では、サイドバッグとリアボックスだけでは荷物が入りきりません。
そこでもう一つ、完全防水のバッグをリアボックスの上に載せます。
完全防水のバッグの例
タナックス(TANAX) バイク用防水バック MOTOFIZZ シートバッグ タフザックD35 (ブラック) 容量35ℓ MFK-246
完全防水のバッグに入れるもの
完全防水のバッグをリアボックスの上に載せてゴムひもで固定するとすれば、走行の途中で出し入れはしにくくなります。
一方、一番上に積んであるので、一番先に下ろすことのできる荷物でもあります。
そこで、テントなどを入れると良いと思います。
キャンプ場に着いたらとりあえずゴムをほどいてバッグを降ろし、そのバッグを持ってテントの設営に出かける、という具合です。
- テント
- テントの設営に必要な備品など
完全防水のバッグの固定方法
完全防水のバッグをリアボックスの上に載せる場合、荷台用ゴムひもを2本使うと良いでしょう。
一本は縦方向に巻いて、一本だけでも抑えられるように固定します。
もう一本は横方向に巻いて、この一本だけでも抑えらえるように固定します。
これにより、縦横の二方向で固定することになり、安定します。
また、2本のうちそれぞれ1本だけでも抑えられる状態にしてあるので、万が一走行中に一本が切れたとしても、もう一本で固定されており、落ち着いて停車して対応できます。
固定するゴムが1本だと、いくらぐるぐる巻きにしてガッチリ固定したつもりになっても、切れてしまえば荷物は落ちます。
参考記事
ゴムひもに洗濯物が干せる
何泊もするツーリングでは、走行中にタオルなどを干したい場合も多いでしょう。
リアボックスの上のバッグを固定しているゴムひもに、タオルなどを挟んで干すことができます。

タオルを干している例
ツーリング時の荷物の積載方法の一例を紹介しました。
完全防水のバッグ
タナックス(TANAX) バイク用防水バック MOTOFIZZ シートバッグ タフザックD35 (ブラック) 容量35ℓ MFK-246