北海道をツーリング旅行をした場合、ヒグマに遭遇しないとは限りません。
旅でヒグマに会うのは喜ぶべきことなのでしょうか。
ここではヒグマに会うことをどう捉えるべきか考えます。
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目次
最近、観光客がヒグマと遭遇することが増えた
最近、北海道で観光客がヒグマと遭遇することが増えているようです。
よくテレビ等で、知床をはじめとした観光地で観光客のすぐ近くにヒグマがいるような光景が映し出されています。
そして観光客は恐れる様子もなく、野生動物を見ることができて喜んでいるようです。
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ヒグマと人間は同じ場所では暮らせない
誰でもお分かりの通り、ヒグマと人間は、例えばハトやカラスと人間のように同じ場所で暮らすのは困難です。
ヒグマと人間は住む場所を分けることでうまく共存できる
同じ場所で暮らすことが困難とはいえ、ヒグマも人間も北海道で暮らしているので、うまく共存する必要があります。
そこで、お互いに住む場所をうまく分けて、ヒグマと人間が出会うことがないようにすると、共存できます。
研究者の調査等でヒグマが北海道に確実に生息していることが分かり、かつ人間はほとんどヒグマを目撃したことがない、という状態であれば、ヒグマは楽しく暮らせているということです。
ヒグマと遭遇したとしたら、ヒグマの生活を脅かしていると考えるべき
ヒグマと遭遇したら、ヒグマと人間の共存がうまくいっていないということです。
人間のゴミ処理がいい加減なためにヒグマが人間の生活場所へおびき出されるケースもあります。
おびき出されたヒグマは銃で命を奪われる可能性が高まります。
ヒグマの生活場所へ人間が入っていけば、ヒグマにとっては迷惑です。
人間は危険と見なせばヒグマを銃で殺すような動物だからです。
ヒグマにとっては人間と会わないに越したことはないでしょう。
「もしも基本的人権の尊重がされなかったら」|日弁連
ヒグマに迷惑をかけないため、ツーリングライダーが注意するべきこと
ヒグマがいるような場所に行かない
人間が自然と親しむ場合も、ヒグマと出会うような場所へは行かないようにするべきでしょう。
あまり人間に近づいてこられるとヒグマにとっては迷惑になります。
自分が銃で命を奪われる可能性が高まるからです。
ゴミを置いてヒグマをおびき寄せない
ゴミをその辺に置いておくと、ヒグマをおびき寄せてしまうことになります。
おびき寄せられたヒグマは、害獣とみなされ殺されてしまいます。
人間がヒグマをおびき寄せておきながら、ヒグマを害獣呼ばわりして殺すというのは公平なやり方ではないでしょう。
ヒグマをおびき寄せないため、ゴミは徹底的に管理しましょう。
ゴミが適正に管理できないようなキャンプ場があれば、そのキャンプ場は利用しないようにしましょう。
以上のように、人間と遭遇したヒグマはとにかく生活が脅かされ、場合によっては命も脅かされます。
ですので、ヒグマとの遭遇は北海道の自然を感じられる喜ばしい出来事などではなく、大変悲しいことです。
ツーリングでヒグマに会うことをどう捉えるべきか考えてみました。
ツーリングの参考になるウェブページ
参考書籍
「ヒグマの実像を知ることができれば、人間とヒグマのトラブルを避ける方策を見出し、ヒグマを極力殺さずに共存していくことができる。ヒグマの行動から人身事故事例まで、50年に及ぶ著者のヒグマ調査研究を集大成。」
「門崎/允昭 1938年10月22日北海道帯広市生まれ。帯広畜産大学大学院修士課程(獣医学)修了。農学博士(北海道大学)、獣医学修士。北海道野生動物研究所所長」
伊勢田哲治 著、なつたか 著「マンガで学ぶ動物倫理」化学同人