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「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」を分かりやすく読む方法

投稿日:2020年5月24日 更新日:

ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

ヨースタイン・ゴルデル 著、池田香代子 訳 「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」を読んでみたものの、とても内容が分かりにくいと思った人は結構多いでしょう。

私も内容がとても分かりにくかったのですが、社会人になってからようやく意味が分かりました。
「ソフィーの世界」を読む時、内容が理解しやすくなるためのコツのようなものをみてみます。

ヨースタイン・ゴルデル 著、池田香代子 訳 「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」

ヨースタイン・ゴルデル 著、池田香代子 訳 「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」NHK出版 (1995/6/1)

ヨースタイン・ゴルデル 著、池田香代子 訳 「ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙」NHK出版 (1995/6/1) は、日本では1995年に出版された物語のような西洋哲学の大まかな流れを紹介するような本です。

元々はノルウェーで出版された本です。

出版当時は結構話題になり、ラジオドラマのようなものも放送されていました。

著者は、おそらく十代くらいの人でも読めるように書いているものと思われます。

ソフトカバーの新装版もある

元々はハードカバーの本ですが、2011年にソフトカバーで上下巻に分かれた新装版というものも出版されています。

新装版 ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 (上)

新装版 ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 (下)

「まえがき」でヨースタイン・ゴルデルは結構いいことを言っている

新装版の日本語版の「まえがき」のような文章で、ヨースタイン・ゴルデルは結構いいことを言っています。
福島第一原発が爆発した直後の出版であるため、原発をめぐる社会の闇の部分に触れるコメントを書いています。

翻訳者の池田香代子も色々いいことを言っている

ご存知の方も多いとは思いますが、翻訳者の池田香代子氏は社会の色々な場面で結構いいことを言っています。

池田香代子氏関連の動画

「ソフィーの世界」を読む時、理解しやすくなる方法

手品師が帽子からウサギを出すたとえは分かりにくいので、流すのも良い

ソフィーの世界の一番初めの方に、手品師が帽子からウサギを出すたとえが出てきます。

このたとえ話は、後になれば意味が分かりますが、例えば十代の人が読んだときに分かりやすいたとえ話かと問われたら、かなり分かりにくいです。

よって、このたとえ話は意味が分からなくても無視して読み進んでも良いでしょう。

せっかく買った本なら3回か4回かそれ以上読むでしょうから、後から読んだ時意味が分かれば済みます。

自分が知っている知識を、全て知らないと仮定して読む

主人公のソフィーは学校などで得た知識をいったん忘れるよう心がけている

本の中で主人公のソフィーは、学校などで得た知識がない前提で哲学講座を受けるようにしよう、その方が内容を理解しやすい、と気付きます。
そしてそれ以降、学校などで得た知識はない前提でアルベルトの哲学講座を受けています。

例えば、義務教育を受けた人なら、人間であれミツバチであれ、何億年もさかのぼれば今とは全然違う姿をした生き物だったのが、色々姿を変えて進化して今の姿になっている、という知識を持っているでしょう。

また、世界にある物質は色々な元素でできているらしく、酸素と水は見た目にかなり別の物質だが両方とも酸素原子が入っている、と何となく知っているでしょう。

しかし、ソフィーはこういった知識を持っていない前提で哲学講座を受け続けます。

自分も知っている知識を全て知らないと仮定して読むと分かりやすくなる

ソフィーの世界を読む自分も、ソフィーと同じようにほとんど知識がないと仮定して読むと、内容が分かりやすくなります。

例えば、本で得た知識なしで野生の馬を見たとしたら、まさか1億年前まで先祖をたどると今とは全く異なる姿の生き物になる、とは誰も思わないでしょう。
姿の全く異なる生き物から進化して現在の馬になったと思うのは、あくまで本で読んだ知識があるからです。
たとえ化石を実際に見たことがある人でも、化石を見て、それが1千万年前なり1億年前なりの生き物が石になったものだと分かるのは、研究者がそのように説明した本や映像を見聞きしているからです。

また、本で得た知識なしで自分の体や、机や、紙などを見た場合、まさか炭素原子という共通する元素が含まれているなどと思わないでしょう。
全て何かしらの元素が集まってできている、と思うのは、そのように説明した本や映像を見聞きしているからです。

そのように、本や映像で見聞きした知識は一旦知らないと仮定して、一切教育を受けていない状態で世界を見たらどう思うか、と思いながら読みます。

すると分かりやすく読めます。

義務教育で知った知識を前提に読むと意味が全く分からなくなる

義務教育で知った知識を前提に「ソフィーの世界」を読むと、意味が全く分かりません。

例えば、馬を見て、それぞれの馬に多少の違いはあるにせよ、なぜ常に同じ「馬」という生き物が生まれてくるのかという話が出てきて、イデア界に馬の元になる形があるからだ、という説が話されます。

普通に義務教育を受けている人がここを読んだら、「イデア界に形があったりするわけがないだろう。だいたい、現在の馬も5千万年前は今のような姿ではなかったし、5千万年後はまた進化して今の馬とは姿が変わっている可能性が高い。だから永久に変わらない形があるなどそもそもナンセンスだろう。何を言っているんだ。」と思うだけで、全く不可解に思うだけです。

そういった状況が他の章でもしばらく続きます。

そこで、生き物は進化していて、長い年月をかけて姿を変えて来ているという知識がない前提で読むと、混乱せずに読めます。

その他の情報 「ソフィーの世界」はオーディオドラマや映画もある

「ソフィーの世界」は本だけではなくオーディオドラマや映画もあります。

「ソフィーの世界」のオーディオドラマ

NHKのラジオで「ソフィーの世界」のオーディオドラマが放送されていました。

「ソフィーの世界」のオーディオドラマはCDでも販売されています。

さすがにソフィーの世界の全体をCD4枚ほどのオーディオドラマにおさめるのは困難で、かなり重要な話が省略されていたりします。

しかし、本を読んだことがあれば、CDを聞いても楽しめます。

NHK CD オーディオドラマ「ソフィーの世界」 NHK出版

「ソフィーの世界」の映画

「ソフィーの世界」の映画もあります。

おそらくノルウェーの映画だと思われます。

「ソフィーの世界」を2時間程度の映像にするのはかなり困難だと思われますが、「ソフィーの世界」の書籍を読んで話を知っていれば、映画は映画で楽しめます。

ソフィーの世界 [DVD]

ソフィーの世界【字幕版】 [VHS]

ソフィーの世界【日本語吹替版】 [VHS]

他のノルウェーの作品

ついでに、他のノルウェーの作品を見てみましょう。

Sirenia

日本で「北欧」といえば、まずはメタルを思い出すでしょう。
ノルウェー出身のMorten Velandの「Sirenia」というバンドというかプロジェクトのようなものがあります。
日本でもそれなりに有名です。
モルテン・ベランドはノルウェー出身者ですが、ボーカルや、ライブの時だけ来てもらうドラムとベースの人などは他の諸国在住の人のようです。

それほど明るく楽しい暮らしをしているとも言えない、孤独なビジネスパーソンは結構多いでしょう。
生活が暗い中で、明るい曲を聞くと逆に気が滅入るということはよくあります。
そのようなとき、Sireniaの曲が救ってくれるでしょう。
暗く悲しい曲によって我々孤独なビジネスパーソンの心が癒されます。

ノルウェー出身の画家ムンクも、精神の病がかなりひどくて危機的な状況に陥っていた40代前後の頃、かなり危機的な絵をたくさん描いています。
危機的な状況に陥っていたとき、危機的な状況を表現することで何とか危機を乗り越えたということなのだろう、と絵に詳しいわけでもない私は勝手に思っています。

我々孤独な中年ビジネスパーソンがSireniaの曲に心が癒されるのも、危機的な状況にあったムンクにとっての絵画と似たようなものでしょう。
私が勝手にそう思っているだけではあります。

SIRENIA - Into The Night (Official Video) | Napalm Records

SIRENIA - Love Like Cyanide (Official Lyric Video) | Napalm Records

SIRENIA - Dim Days Of Dolor (Official Video) | Napalm Records

SIRENIA - My Destiny Coming To Pass (OFFICIAL LYRIC VIDEO)

SIRENIA - The Path to Decay (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

SIRENIA - The Other Side (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

SIRENIA - My Mind's Eye (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

Sirenia「ARCANE ASTRAL AEONS」

Sirenia「DIM DAYS OF DOLOR」

Sirenia「The Seventh Life Path」

Sirenia「Enigma of Life」

Sirenia「13th Floor」

Sirenia「Perils of the Deep Blue」

Sirenia「Elixir for Existence」

「ソフィーの世界」を読む時、内容が理解しやすくなるためのコツのようなものをみてみました。

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小中高の先生方が忙し過ぎるようで、子どもたちが「自分が主権者である」という意識を学べずに大人になるケースがかなりあるようです。
民主主義社会の一員として必要な基礎を子どもたちに教えてあげましょう。



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