子どもの安全

犯罪被害の死傷者の96%は道路交通の死傷 〜「スローライフ交通教育の会」の講話レジュメが公開されています〜

投稿日:2016年5月29日 更新日:

2016年3月に「スローライフ交通教育の会」が行った講話のレジュメが公開されています。
目を通してみることをおすすめいたします。

講話レジュメ「命とクルマ〜遺された親からのメッセージ〜」は「スローライフ交通教育の会」のウェブサイトで読めます

講話レジュメ「命とクルマ〜遺された親からのメッセージ〜」は「スローライフ交通教育の会」のウェブサイトで読めます。

「実践-REPOT」のコーナーにレジュメへのリンクがあります。

歩行者や自転車が被害にあう「交通事故」は、「事故」ではなく「交通犯罪」

歩行者や自転車が車にひかれる事例は、何の過失もないのに突然一方的に命を奪われます。
いわば「通り魔殺人」的被害です。
「事故」というのは正しくありません。「犯罪」です。

暴走・危険運転・「安全確認違反」などは「未必の故意」による犯罪と言えよう

運転手は車で人をひく可能性があることを認識して運転しているので、「未必の故意」による犯罪と言ってよいでしょう。

犯罪被害による死傷者のうち96%は交通の死傷者

2014年の、生命・身体に被害うを受けた犯罪被害者数は74万7466人。そのうち96%は道路交通の死傷者です。

これほどの事態でも交通犯罪を犯罪と思わない人命軽視の「クルマ優先社会」

世間の多くの人は、交通犯罪を「交通事故」として、取るに足りない日常の出来事として気にしません。
そのような、感覚が麻痺した「人命軽視」の社会が「クルマ優先社会」です。

当サイト運営者の意見 自分の親族が交通犯罪の被害にあう前に気付きましょう

クルマを日常の足にしている方なら、「交通犯罪」と言っても、車がなければ現代社会は成り立たないではないか、歩行者こそ道路に出てくるな、と思う人が多いのではないでしょうか。

私の周囲でもそういう論調の人が多いです。

歩行中に命を奪われるのはクルマの運転手の親族でもある

しかし、現在の日本社会では多数の人が車を運転し、多数の人が交通犯罪で死傷されているので、「歩行者こそ車の邪魔をするな」と言って運転している人の両親や子どもらが交通犯罪で命を奪われたケースも多々あるということです。

ぜひそれに気付いていただきたいと、当サイト運営者の私は思います。

単純に クルマ VS 歩行者 という図式ではない

確かに、マイカーを所有していない人もいますし、所有している人もいます。

しかし、歩行中に交通犯罪の被害にあう人が必ずマイカーを所有していない人とその親族、と決まっているわけではありません。

現在、「交通事故」を取るに足りない日常茶飯事として気にせずに車を運転している人の親族が、歩行中に交通犯罪にあって命奪われる可能性が十分あるわけです。
そうなってから、「交通事故」は取るに足りない日常茶飯事などではなかった、許されざる犯罪だったのだ、と気付いても少し遅いのです。

そのように、近い将来の被害者と加害者とその双方の遺族や親族が入り乱れているのが現在の日本社会なので、それに早く気付いてお互いに命を奪う奪われるというようなことがないよう、クルマ優先社会を修正していく作業を進めましょう。

子ども達の保護者と社会人の必読書



クルマ社会と子どもたち (岩波ブックレット (No.470))



「年間子ども500人が亡くなり,7万人が負傷する交通事故大国.
日本社会のその歪みを正すために,どんな視点が求められているか.
昔遊び場であった道という空間が激変した意味をたどり,児童の認識能力を過大評価した「交通安全教育」万能論を批判し,社会的弱者の生活空間において交通量を制御する交通環境改善の提言を行う.」



交通死―命はあがなえるか (岩波新書)



「私たちはいつの間にか交通事故で毎年1万人以上の生命が失われるという現実を当たり前と感じるようになっている.
しかし機械的な事故の処理,「生命の値段」の決めかたに異を唱えるのは非常識なのだろうか.
交通事故で最愛の娘を失った著者が,事故当夜から刑事裁判,賠償交渉,民事訴訟に至る「人間としての死」を取り戻すための闘いを克明に綴る.」



子どもの命を守る分離信号―信号はなぜあるの?



「行政は、なぜ青信号を渡る子どもたちを見殺しにするのか?
『人間の注意力は不確実なもの』
信号システムを改善するだけで、確実に子どもたちの命が救えるはずなのに。」
「人と車を同時に交差させる一般交差点は、青信号を渡る子どもたちの命を危険にさらしている。
不確実な人間の注意力に頼る信号システム・交通行政を批判し、人と車の流れを分離させる分離信号の普及を提唱する。」



クルマよ、お世話になりました: 米モータリゼーションの歴史と未来



「アメリカはいかにしてクルマ大国になったのか?
クリーンエア最優秀賞受賞者がその知られざる驚愕の歴史を詳述し、クルマに依存しない豊かな生活のための方策を提案する。」

楽しい暮らしのために役立つマンガ


小中高の先生方が忙し過ぎるようで、子どもたちが「自分が主権者である」という意識を学べずに大人になるケースがかなりあるようです。
民主主義社会の一員として必要な基礎を子どもたちに教えてあげましょう。



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