例えば会報などをPDFでアップすることも多いでしょう。
ちょっとしたペラのニュース類もPDFで団体のブログにアップするケースも多いでしょう。
しかしPDFでアップしてもあまり閲覧されません。
どのように掲載すると良いかみてみます。
目次
ホームページに載せたPDFは読まれない
会報やニュースをPDFでホームページにアップすることは多い
色々な団体で、会報やニュースなどをホームページにアップして紹介しています。
そのとき、例えばA4判サイズで作成した会報やニュースをPDFにしてアップするケースがよくあります。
PDFはPCモニターやスマホ画面で読みにくい
例えばA4判サイズで作成した会報やニュースは、A4判の紙に印刷したときに読みやすいレイアウトになっています。
一方、A4判の紙に最適なレイアウトをそのままPCモニターやスマホ画面で表示して読むと、読みにくいです。
A4判の紙用のレイアウトは、PCモニターやスマホ画面で表示したときの読みやすさは全く考慮されていないからです。
PDFを開くのは重くて面倒
PDFを閲覧するとき、PDFを表示する処理が必要です。
ウェブブラウザでPDFを表示するとしても、PDFを開く処理が行われます。
そのため、普通のウェブページを閲覧するときより表示に時間がかかります。
時間がかかるのは嫌なので、ウェブサイトを閲覧する人はPDFは開かずに帰ります。
結果的にホームページ上のPDFは読まれない
以上のような理由で、ホームページにPDFをアップしてもあまり読まれません。
検索サイトでヒットしても飛ばされることが多い
検索サイトで何かを検索すると、普通のウェブページの他にPDFもヒットします。
しかしこの場合も、PDFは開くのに時間がかかり、またPCやスマホで読みにくいので、検索した人はPDFは無視して飛ばすことが多いです。
PDF以外に、同じ文章と画像を通常のウェブページとして掲載すると読んでもらえる
PDFは資料として一応アップしておいても良いでしょう。
それ以外に、PDFの内容と同じ文章と画像を通常のウェブページとしても掲載すると、多くの人に読まれます。
PDFと同じ内容をウェブページとして掲載する手順
コピー&ペーストして文章を載せる
テキスト部分は、PDF上のテキストを選択し、コピーし、ホームページの入力欄にペーストします。
WordPressやブログなら、記事入力画面にペーストします。
画像はパソコンに保存し、ウェブサイトにアップし、配置する
写真などの画像は以下のようにします。
- PDF上で画像をコピーし、画像単体でパソコンのどこかに保存します。
- 画像データをウェブサイトの画像用のフォルダにアップします。
- 画像データをウェブページ本文内の配置したい場所に配置します。
例えばWordPressなら、画像データ単体でパソコンに保存した後、WordPressの記事入力画面で画像を配置したい場所にカーソルを移動し、「メディアを追加」をクリックして画像データのアップと配置を同時にします。
他のブログも同じような感じでしょう。
最後は出所などを書くと便利
記事の最後に出所を書いておくと便利です。
例えば、2018年3月3日付 会報15号より、などと書いておきます。
そうすると、記事の元を見たい場合は会報のPDFを参照することもできます。
読まれるために、ウェブページは一段組にするとよい
紙用のレイアウトは、色々と入り組んだレイアウトにして視線の流れを作ったりします。
一方、PCやスマホ用のウェブページで入り組んだレイアウトを作ると読みにくくなるだけです。
読みにくいと人はすぐ帰ってしまいます。
そこで、ウェブページは単純な一段組みにすることをおすすめします。
見出しを一段で表示します。
その下に本文を一段で単純に流します。
写真を入れる場所が来たら、本文を回り込ませたりせず、単純に画像だけ一段で表示します。
写真を2枚連続して掲載するときも、無理に2枚を横並びにせず、単純に縦に並べていきます。
スマホで写真を表示するとしたら、2枚並べて表示すると小さすぎて写真がみにくいです。
その下からまた本文の続きを一段で流します。
そのようにして一つの記事を完成させます。
一つの記事で一つのウェブページにするとよい
例えば4ページある会報をウェブページに掲載するとします。
このとき、一つのウェブページに4ページ分の記事を載せず、一つのウェブページには一つの記事を載せるようにします。
例えば、「2018年3月3日付 会報15号」に先日の講演会の報告の記事があるなら、その記事を一つのウェブページにして、それだけでその記事は完成とします。
最後に「2018年3月3日付 会報15号 より」などと書いておきます。
さらに、同じ「2018年3月3日付 会報15号」に先日行った調査報告の記事があるなら、その記事を一つのウェブページにして、それだけでその記事は完成とし、最後に「2018年3月3日付 会報15号 より」などと書いておきます。
そのような感じで一つの記事を一つのウェブページにしていきます。
こうすると、記事が長すぎることなく読みやすいです。
また、興味を持った人が記事URLをツイッターに投稿したいと思ったとき、講演会の報告をツイッターに流したければその記事を、調査報告の記事をツイッターに流したいときは調査報告の記事を流す、といった具合に、ツイッターなどで紹介しやすくなります。
その他、ウェブページにするときに必要な事項 タイトル、見出し、アイキャッチ画像など
会報の記事などをウェブページにするとき、ウェブページを多くの人に読んでもらうために必要な設定は当然ながら欠かさず行います。
分かりやすいタイトルをつける
分かりやすい記事のタイトルを付けます。
例えば、「講演会の報告」というタイトルでは、何に関する講演会か全くわからないため、読まれることはなく、検索結果にもヒットすることはありません。
「2018年2月2日 ●●●●講演会の報告」など、どういう講演会についての記事が分かるタイトルを付けます。
分かりやすい見出しをつける
記事本文には分かりやすい見出しを付けます。
少なくとも、大見出しと中見出しは付けます。
必要なら大見出し、中見出し、小見出しまで付けます。
会報本体には見出しがほとんどなく本文と写真だけの記事もあるかもしれません。
もし会報の記事本文が、本文だけで見出しがほとんどない場合でも、ウェブページに載せるにあたって見出しを追加します。
見出しが付いて、本文がいくつかのかたまりに別れることで、PCやスマホで読むときに読みやすくなり、検索結果にもヒットするようになります。
見出しは分かりやすいものにします。
例えば、「はじめに」だけではなく、その後に書かれている本文の内容を軽く説明したような見出しにします。
そのように若干でも意味が分かる見出しにしないと、PCやスマホで読みやすくなく、検索結果でもヒットしにくいです。
アイキャッチ画像を設定する
ウェブページにはアイキャッチ画像を必ず設定しておきます。
アイキャッチ画像は、記事のタイトル等とセットで表示されたりする、記事の内容の雰囲気を表す画像です。
ツイッターなどにウェブページのURLを投稿したとき、アイキャッチ画像と記事タイトルなどがカード状に表示されたりします。
WordPressやその他のブログサービスなどではたいていアイキャッチ画像を設定できるようになっています。
アイキャッチ画像に設定する画像がなければ、無料写真素材サイトなどで何か無難な写真を探して、無理やりでもアイキャッチ画像を設定します。
アイキャッチ画像がないと多くの人に読んでもらうことができません。
会報をPDFでアップしても読まれにくく、ウェブページ本文として掲載すると読まれやすいという説明でした。