読書が苦手な人は多いでしょう。
しかし、仕事やその他の活動で読まなければならない本も多いでしょう。
読書が苦手な人でも簡単に本が読める方法を紹介します。
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目次
読書が苦手な人は多いが、本を読む必要に迫られる場面も多い
読書が苦手な人は多い
人によって好みがあるので、読書が嫌いな人も多いでしょう。
私も読書嫌いでした。
読書感想文を書かされてさらに読書嫌いが増える
人から本を読めと言われれば、誰でも読む気が失せます。
さらに読書感想文を無理やり書かされて、そのために読みたくもない本を強制的に読ませられれば、さらに読書に嫌な思い出が染み付いてしまいます。
仕事でも他の活動でも読書が基本
ところが、仕事でも他の活動でも、基礎知識を身につける必要に迫られます。
どの分野でも、基礎を身につけるには自分で本を読むのが基本です。
2時間程度講師が話しているのを聞いたところで、ほぼ何も身につきません。
そのため、本を読む必要が出てきます。
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苦にならずに本を読む方法
1 心構え 読書など別に大層なものではない、と心得る
読書が嫌いよりは好きな方が良いような風潮があります。
しかし、別にそのようなことはありません。
本を読むのが好きな人も嫌いな人もいるでしょう。
本が好きな割に、自分が何も分かっていないということすら自覚できずに知ったつもりになり自惚れ心を持っている愚かな人もいますし、本が嫌いでも真心の人もいます。
読書など別に大層なものではない、と心得ましょう。
2 自分で選んだものを読む
人から強制された本は読む気がしないものです。
そこで、本は自分で選びましょう。
仕事の本なら、その分野の本を自分で探して買いましょう。
その他の活動の本でも、その分野の本を自分で探して買いましょう。
尊敬している人からすすめられた本なら読む気がする
自分が尊敬している人などからすすめられた本なら話は別です。
尊敬する人からすすめられた本なら読みたい気持ちが出てくるでしょう。
いずれにせよ、読みたい気がすることが大事です。
本好きであれ本嫌いであれ、読む気がしない本は苦痛で読めません。
3 「読んでいればそのうち読み終わる」と思って読む
本が嫌いな人の場合、読んでも読んでもなかなか進まず、いつになったら読み終わるのかとイライラしてくるでしょう。
私も読むのがクラスで一番遅かったくらいなので、読んでもなかなか進みません。
あと何ページ残っているか気にしているとイライラしてくるので、残りのページを気にしないようにします。
当然ですが、読んでいればそのうち読み終わります。
速読術に惑わされないよう注意
子どもたちがペラペラペラペラページを速めくりして凄まじいスピードで本を1冊理解するという、速読術があります。
あれができたら便利だろうと思いますが、あまり惑わされないようにしましょう。
おそらくあの人たちが読んでいるのは小説の類だと思われます。
これが例えば「新たな福祉国家を展望する」(旬報社)や、トルストイ「復活」などを同じように高速読みするのは多分無理です。
新たな福祉国家を展望する 社会保障基本法・社会保障憲章の提言
「新たな福祉国家を展望する」など小説でない本で、いろいろ考えて読まなければならない本を、あのペラペラめくって速読する方法で読んでいる人を見たことはありません。
また、トルストイ「復活」なら、主人公のネフリュードフという人が「私的所有をしている限りは平等な社会など絶対実現しないから、まずは自分が私的所有をするのをやめるか」というようなことを考えて行動を始めたりします。
そして、主人公の行動にはキリスト教の考え方が深く絡んでいたり、この主人公が暮らしている社会の主流派のキリスト教会に対して痛烈な批判が加えられていたりもします。
そのようにそれなりにややこしい話なので、キリスト教の基礎知識もなく経済学の基礎知識もない人がペラペラ高速めくりしてパパッと内容を理解するのはたぶん無理でしょう。
ややこしい本をよむときに速読術は無理、と心得ましょう。
1年間に100冊以上読むという話にも惑わされないよう注意
よく、1年間に100冊以上本を読んでいる人もいます。
1年間に何冊読めるかは読む本の内容にもよります。
例えば読むのが速い人が大衆小説の類を読むなら、1年間に100冊以上も可能でしょう。
一方、例えば、仕事で必要な専門書や、社会科学分野の専門書などを読むとしたら、1年間に100冊以上読むなど無理でしょう。
こういった本は考えながら読んで、さらに一度読んでも理解できないので1ヶ月後に2回目を読んで、半年後に3回目を読んだりします。
また、たとえ小説であっても、トルストイの「復活」のようにそれなりにややこしいことを考えながら読まなければならない作品なら、1年間に100冊も読むのは無理でしょう。
本は高速でたくさん読めば良いというわけではないと心得ましょう。
4 意味が分からなくても気にせず読む
本の難易度によっては、読んでいると意味が分からなくなってきます。
また、著者の文章が下手な場合も、読んでいると意味が分からなくなってきます。
意味が分からなくなってきたとき、意味を分かって読むために少し前に戻って読み直したりしていると、いつまでたっても進みません。
また、分からない言葉が次々に出てくるような本の場合、言葉を辞書などでいちいち調べていると煩わしくてイライラしてきます。
そこで、意味が分からなくても、分からない言葉が出てきても、無視して読み進みます。
1回読んだが意味が分からなかった、ということが判明することに意味がある
意味が分からないのに読み進めるなら、読んでいる意味がない、と思うかもしれません。
ところが、重要な意味があります。
1回読んだが意味が分からなかった、ということが判明します。
これが、次の読書のときに重要な材料になります。
そして、1回目に意味がわからずに読んだ本を2回目に読むと格段に理解できるようになります。
専門書などは1回読んでも分からないのが普通
例えば専門書なら、1回読んでも分からないのが普通です。
書いている人も1回読んで分かる前提では書いていません。
よって、1回目に読んでいるときに、意味が分からなくなって当たり前です。
予定通り意味が分からなくなってきたな、と思って読みます。
長い小説や、ややこしい小説などでも1回で分からないものはよくある
専門書でなくても、長い小説や、ややこしい小説でも1回では意味が分からない作品はよくあります。
私は読むのが遅く、かつ読解力も低いです。
そのような私の経験では、トルストイ「復活」は1回目に読んだときは全く話のあらすじすら分からず、3回目くらいでやっと意味が分かりました。
小説ではありませんが、「ソフィーの世界」も3回目くらいでやっと話の意味が分かりました。
ヨースタイン・ゴルデル「新装版 ソフィーの世界 (上) 哲学者からの不思議な手紙」NHK出版
5 意味が分からなかった本を何度も読む
以前読んで意味が分からなかった本を、また読みます。
自分で選んで買った本なら、何度も読んでもそれほど苦になりません。
せっかく買ったから意味を分かって読みたい、と思う気持ちの方が強いでしょう。
6 期限を切られた読書は拒否する
もし外部から強制的に読み終える期限を設けられたら、のんびり本を読んで、分からなければ何度も読む、という時間がありません。
例えば読書感想文のための読書などです。
よほど読むのが速く、かつ読解力が高い人間なら期限が切られても読めるでしょう。
しかし、私のように読むのは遅く読解力も低いとなると、無理です。
そもそも、ほとんどの本というものは自分のペースで複数回読んではじめて意味が分かる前提のものです。
そこで、強制的に期限を切られるような読書は拒否するか、適当に読んでお茶を濁すかしましょう。
7 著者の文章が下手だとわかったら読むのをやめるのも良い
著者によっては文章がとても下手な場合があります。
下手な人の文章は、当然ながら読みにくく理解しにくいです。
そういった本は真面目に読むだけ無駄な労力になってしまいます。
もし、内容が難解だからではなく文章が下手だから読みにくいのだ、と何となく気付いた場合は、読むのをやめるのも良いでしょう。
本の探し方
本の読み方と関連して、本の探し方を見てみます。
専門書の場合
1 書店かネットで1冊目を探して、買う
書店かネットで、自分が探している分野の本で自分にあった難易度と思える本を1冊探し、買って読みます。
2 1冊目の本の参考文献などをヒントにしてさらに探す
1冊目を読んで、知りたい内容に近いけれども少し違ったとします。
その場合は、本の参考文献の欄に載っている本を調べてみます。
大きい書店が近くにあるなら、参考文献をメモして、書店に行ってそれらの本を見てみます。
求めている内容の本があれば買ってきます。
中学生が適当に物語・小説などを探す場合
一般的に、小説の類は大人向けに書かれています。
そのため、児童や生徒には早いと思える描写なども出てきます。
中学生が小説を読む場合、作品によっては「そんな本は中学生にはまだ早い」と言われる場合もあるでしょう。
中学生にとっては、読んでみなければ内容は分からないのだから、そう言われるなら本など探しようがないだろうが、と思うでしょう。
そこで、中学生は自分の学校の図書館にある本の中から読む本を探すと良いでしょう。
学校の図書館なら、一応中学生に向いている本が選ばれているでしょう。
高校生が適当に本を探すなら
高校生なら、読書に関しては好きなものを読めば良いでしょう。
高校生の年齢なら、大人から「お前にはまだ早い」と言われるような筋合いもないでしょう。
原作が読みたい場合
子ども向けに内容を書き換えられた話は有名でも、原作を知らない作品がよくあります。
例えば「ああ無情」「ガリバー旅行記」などです。
そういった話の原作を読みたいと思う場合もあるでしょう。
その場合は、岩波文庫あたりを探すと結構見つかります。
タイトル自体が子ども向けに書き換えられているものもあるので、例えば「ああ無情+原作」などでネット検索して、まずは本来のタイトルを調べると良いでしょう。
読書グッズで楽しく読書しましょう
あたたかい手作り品の読書グッズで、さらに楽しく読書しましょう。
当ブログの参考記事
読書が苦手な人でも簡単に本が読める方法を紹介しました。